小説の書き方第三回である今回からは、小説を書いていく上で私がぶつかった壁とその解決法について書いていこうと思います!
結論から言うと、私の経験上、語彙力を伸ばすためには読書が一番です。ですが読書だけでなく、知らない単語を見つけたら読み方と意味をすぐに調べる癖をつけることが重要です。
では早速、以下の三項目について詳しく触れていきましょう!
・語彙力が必要な理由
・語彙力を伸ばすには読書と辞書!
・覚えた単語を積極的に使おう
語彙力が必要な理由
個人的に小説を書き始めて最初にぶつかる壁が「語彙力がない」である方は多いのではないかと思います。私もそうでした。具体的にいうと、
書きたい内容は頭に浮かんでいるのに、それを言語化できない!
次に書く言葉が出てこないから続きが書けない!
という二つの悩みが原因で筆が止まってしまうという事態に陥りました。
書きたいのに書けないというこの状態はとてももどかしく、文章を書いていく上では致命的な事態です。
しかし絶望する必要はありません! 語彙力は鍛えればいくらでも伸びていきます!
語彙力を伸ばすと良いことが色々あります。
・表現の幅が広がる
・言葉がスラスラ出てきて筆が止まることがなくなる
・国語力が伸びる
ぱっと思いつくのは上記の三点ですが、それ以外にもまだまだあると思います。
語彙力は小説を書いていく上で一生つきまとう問題です。伸ばしておいて損はありません!
伸ばせば伸ばすだけ、あなたの書く文章がより豊かで奥深いものになるからです!
では次に、語彙力は具体的にどうやって伸ばしていけば良いのか? について説明しましょう。
語彙力を伸ばすには読書と辞書!
語彙力を伸ばすためにはどうすれば良いのか? その解決法は、読書をしながら辞書を用いることです。
読む本は好きなもので構いません。あきらかに難しそうな専門書や分厚い本を選ぶ必要はありません。
それらを読めば語彙力は伸びること間違いなしですが、途中でいやになる可能が高いです。
その点、好きな本ならいやになる可能性は低く、本を楽しみながら語彙力も伸ばせる。一石二鳥です!
しかしただ読むだけでは意味がありません。
読みながら分からない単語、知らない単語が出てきたらその場で調べる
というくせをつけましょう! 辞書はなにも紙のものである必要はありません。携帯で調べるでOK!
読み方と意味を理解したら、使い方は今読んでいる本から学びます。辞書の例文で理解できれば問題はありませんが、ニュアンスや使い所などは小説の方が圧倒的に参考になります。
つまりこの世にある小説は全て参考書にもなるのです! これを活用しない手はありません。
何冊読めば良いの? と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、答えはあなたが好きなだけです。
しかし一つ言わせてもらうなら、目的はあくまで語彙力を伸ばすためであるため、数冊読んだら小説の続きを書いてみることを勧めます。
読むことと書くことは別です。
酷なことを言いますが、たとえ百冊本を読もうと、その間に何も書かなければ書く力は伸びません。
しかし書き続けていればその力は着実に伸びていきます。
・書きたい内容が表現できる!
・筆が止まらなくなった!
・次の言葉がスラスラ出てくる!
そんな風に思う日がきたら、それは語彙力が伸びた、つまりあなたの努力が実を結んだ証拠です。
大いに誇り、努力した自分を褒めてあげましょう。
今までできなかったことができるようになっている!
この積み重ねがとても大切です。成長を実感できるとやる気や充実感につながります。
自分は今この瞬間も進化し続け、着実に前に進んでいる。その確かな手ごたえがあれば、根拠のない不安に囚われ足が止まることはないでしょう。
覚えた単語を積極的に使おう
読書をしながら知らない単語を調べたおかげで、あなたの語彙力は確実に伸びています。
次はその覚えた単語をしっかりと身につけ自分のものとするために、覚えたての単語を積極的に活用していきましょう!
小説を書く時はもちろん、日常会話にも積極的に取り入れていきましょう。
すると気付いた頃には、知らなかった単語を当たり前のように使いこなせるようになっているはずです。
これは分かりやすく言い換えると、
テッテレー♪ 語彙力が1伸びた!
ということです。こうしてあなたの語彙力は日々伸びていきます。
小説を書く能力は、気付くと上がっていることが多いです。努力していればその成果は必ず現れます。
ですので焦らず自分のペースで、そして楽しみながらやっていきましょう!
また、常になんのためにそれをやっているのかということを明確にしておくことも重要です。
目的が分からなくなると、意欲がなくなり自然と歩みが止まってしまうことが多いからです。
さて、今回は語彙力を伸ばす方法について書いてきました。同じ壁にぶち当たった方がこれを読んで少しでも前に進むきっかけになれれば幸いです。
ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。
2022.06.11 夜市千景
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